KIWIでは、幼児クラスから小学生の全クラスで「Nursery Rhymes (ナースリー・ライム)」に取り組んでいます。 (※当スクールのカリキュラムにより月によりNursery Rhymes以外に「10 sentences−後述しますー」など他のスピーキング・アクティヴィティも行っています。)

「ナースリー・ライム」とは聞きなれない、という方も多いでしょう。 実はみなさんご存知の「マザーグース」というのがこれのことですが、この「マザーグース」は米語でいつしかそう呼ばれるようになったものです。(理由は諸説ありはっきりとはわかっておりません。)  日常では単にRhymes(ライム)とも言います。

イギリスが起源で本来は「Nursery Rhymes (ナースリー・ライム)」 −直訳すれば「子供部屋の”韻”(押韻詩)」− と呼ばれます。辞書などでは「わらべ歌」とか「童謡」とも訳されますが、生活の中ではまさにそう言えるでしょう。 よくよく見ればナンセンスな詩を(もちろん意味もちゃんとあるのも多くありますが)リズムや節回しを楽しんで歌ったり、それで遊んだりするところは例えば「かごめかごめ」などに通じるものがあるでしょう。 

しかし日本の詩の世界と決定的に異なるのは、名前の通り「韻」を踏むことです。この韻が全て、とも言ってよく、英語の世界では、詩というものはまず韻から始まると言ってもいいと思います。 
極端な話をすれば、(英語圏の人はこんな見方はしたことないでしょうが)、例えばどんなパンクバンドでも、歌詞は、きちんと韻をふんでいます。 つまり「詩」や「歌」イコール「韻」なのであり、知らず知らずうちに、生活や文化に私たち日本人には実感が難しいほど深く根付いています。様々なポピュラーソングやロックにも引用が見られますし、芝居や映画などにも、ストーリーそのもの、またはセリフへの影響や引用があります。

さて、KIWIでは、(2006年12月現在)”Humpty Dumpty”, “Hey Diddle Diddle”, “Hickory, Dickory Dock”, “Jack Be Nimble”, “Georgie Porgie” など、特に有名なもので、 比較的やさしいライムを練習しています。 うれしいことにKIWIの子供たちは、私たちが思った以上に、ライムが大好きで、本当に一生懸命取り組んでいます。 実を言いますと、私たち自身も指導しながらライムの世界にどんどんはまっています。 昨年より主に小学生クラスで取り組んでいる「10 sentences」(会話トレーニングで、簡単に説明すると、30秒で10個の会話表現を暗唱するアクティビティです。) に加え、英語のリズムや言い回しに肌で実感することにより、会話能力を養うための大きな力となる発声トレーニングとして、こつこつと取り組んでいきたいと思います。


今回はその中でも有名なライムのひとつ、「Humpty Dumpty」(このキャラクターはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」にも登場しますので多くの方もご存知と思います)を紹介いたします。

ハンプティ・ダンプティが 塀の上
ハンプティ・ダンプティが 落っこちた
王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも
ハンプティを元には 戻せなかった

さて...
all と fall そして
en と agein が韻をふんでいます。
各行とも、「1タッカ 2タッカ 3タッカ 4タン」というようなリズムで歌います。3行目が特にポイントで、文章を見るだけでは1,2,3,4のリズムをつかむのはほぼ不可能ですが、ここが会話練習の醍醐味で、口移しだと、特に子供は上達が早いです! 実際には完璧にすべて発音するのは難しいですが、狙いは1,2,3,4のリズムを把握することにあります。 

つまり、(説明上あえてカタカナで書かせていただきますが・・・もちろん授業ではこういう説明の仕方〜つまりカタカナを使ったり〜は一切しませんので・・・念のためですが)











という感じになります。 大文字のアクセントのところをしっかりと発音し、間の小文字はごちゃごちゃでもリズムだけをしっかり取るという読み方です。 再度申し上げると、完璧に発音することより、このリズムを感じることが大切なのであり、 子供たちには、一つ一つの単語の説明や読み書きは行いません。 逆に言えば、文章を見て単語をきちんと読もうとすれば、かえって難しくなるので、 間の部分はむしろいい加減に読む方がかえって良いわけです。
 
またある程度のお話はいたしますが、詳しい訳の説明はしておりません。(もちろん子どもたちが「教えて!」と言えば「教えない」とは言いませんよ!) その点は上述した「かごめかごめ」や、また「じゅげむじゅげむ」の世界を想像していただければ、と思います。

 ちなみに、 このハンプティダンプティ、みなさんあのタマゴ人間のようなイラストやキャラクターをご存知かと思いますが、 実は起源があります。 簡単に言うと、1600年代、清教徒革命時にセント・メアリーズ・アト・ザ・ウォール教会の塔の上に設置された何と大砲の事で、敵に打ち落とされて、王側の軍が修復を試みたが出来なかった、という史実が起源です。「王様の家来」が歩兵で「王様の馬」は騎兵のことのようです。

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